英語と日本語の文法構造または語彙構造を比較対照し、両者の違いを論ぜよ。
外国語を学習するとき、必ずと言っていいほど、文法を教わる。この文法は、その外国語で文章を作るとき、どの語をどういう順番で配列するかといったことに関わる規則とも言える。しかし語句を、辞書から選び、文法の規則に従って配列しても、現実のコミュニケーションでは通じる文にならないことに注意しなければならない。
ここでは、英語と日本語の文法構造、及び語彙構造を比較対照し、両者の違いを論じる。英語を日本語にする場合、そのままでは不自然なものになる場合があるし、日本語をそのまま英語にしても意味をなさない場合もある。ここで、英語と日本語の表現や構造の違いをいくつか見ていく。
(1) a)This room has two windows.
b)この部屋には、窓が二つあります。
(2) a) I have a headache.
b) 私は頭が痛い。
(3) a) I was surprised at the news.
b) その知らせを聞いて驚きました。
(4) a) What brings you here.
b) どう...