Q0103、Q8102、西洋の歴史(科目最終試験_過去問6題解答例:90点で合格)

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    資料紹介

    私が確認できた過去問は次の6つです。
    私の時は(1)が出題され、90点で合格しました。特に(1)と(2)が多く出題されているようでしたので、重点的に勉強しました。ちなみに、私は、同志社大学法学部卒業です。よろしければ、参考にされてください。

    (1)プラトンはいかにして、そして、なぜ、神話・伝説を教育に利用しようとしたのか、論じなさい。
    (2)アトランティス伝説について、実例を3つ以上あげ、その問題点について論じなさい。
    (3)なぜアトランティス伝説は現代に至るまで広範に関心を呼んできたのか、歴史研究のあり方も意識しながら、自身の考えを論じなさい。
    (4)ギリシア神話に見てとれる古代ギリシア人の考え方・世界観について、実例を3つ以上挙げて論じなさい。
    (5)ギリシア神話の西洋文化への影響について、実例を3つ以上挙げて論じなさい。
    (6)トロイア戦争の物語はいかなる意味を持っていたのか、また、後世にどのような影響を与えたのか、論じなさい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    プラトンはいかにして、そして、なぜ、神話・伝説を教育に利用しようとしたのか、論じなさい。
    <いかにして、神話・伝説を教育に利用しようとしたのか>
     古代ギリシアの哲学者プラトンは、「アトランティス物語」を通じて、神話・伝説を教育に利用しようとした。
    プラトンは、対話篇『ティマイオス』『クリティアス』で、「アトランティス」という伝説の島を登場させている。現代から約1万2000年前の太古の時代に、「大西洋上にアトランティスという繁栄する島があったが、次第に堕落し、神罰によって一昼夜にして海中に没してしまった」という内容である。これらのプラトンの対話篇は、プラトンがシチリアで理想国家の実現を目指したがかなわず断念した後に、理想国家のあり方を論じた『国家』の続編として書き記したものである。プラトンは、これらの対話篇を通して、「理想国家とはどうあるべきか」を子どもたちに教えようとしたと思われる。
    本来、プラトンは、アトランティスを理想国家としてではなく、繁栄ゆえに堕落し、神罰により滅亡した「望ましくない国家の姿」として描きたかったと考えられる。また、アトランティスが地中海を征服しようとした際に、...

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