第1設題、第2設題ともにB判定で2012年に合格済みです。
なるべく教科書にそって書きました。分かりやすく、読みやすい文章を心がけました。A評価にこだわらない方は参考にされてください。ちなみに、私は、同志社大学法学部卒業です。
<第1設題>
学習指導要領における地理Bの内容(2)「現代世界の系統地理的考察」のエ「生活文化、民族・宗教」の授業のあり方を、あなたの経験・テキストp.12にある3つの社会科観・p.50にある「北方領土は誰のもの?」の授業と関連させて考察しなさい。
<第2設題>
学習指導要領における世界史Bの内容(4)「諸地域世界の結合と変容」のウ「産業社会と国民国家の形成」の授業のあり方を、あなたの経験・テキストp.12にある3つの社会科観・p.92にある「世界最初の奴隷解放革命・ハイチ革命を扱って」の授業と関連させて考察しなさい。
先生の所見は、第1設題は、「地理歴史科の本質と具体的な授業のあり方について、更に考えを深めていきましょう。」で、第2設題は、「3つの社会科観による考察がより深くなされると、更に良いでしょう。」でした。
参考にされてください。
<第1設題>
『学習指導要領における地理Bの内容(2)「現代世界の系統地理的考察」のエ「生活文化、民族・宗教」の授業のあり方を、あなたの経験・テキストp.12にある3つの社会科観・p.50にある「北方領土は誰のもの?」の授業と関連させて考察しなさい。』
最初に、「生活文化、民族、宗教」について、現代、どのような課題があり、授業においてどのように取り上げるべきかについて論じる。
「生活文化」の分野で考察すべき問題点として、グローバル化が挙げられる。冷戦の終結、ソ連邦の崩壊など、激変する世界政治は経済の急激なグローバル化を導いた。国境を越えた経済的な営みや人々の移動は、異なる文化の交流や物品の交換といったプラスの面をもたらした一方で、環境とエネルギーの問題、グローバルエコノミーの正と負の位相問題、グローバル軍事システムの問題、人間の安全保障の問題、紛争と人道的介入問題など、単に北の先進工業国と南の開発途上国の経済的な格差の問題にとどまらない、グローバル・イシューへと発展していった。このような問題を解決できるような、国を越えた国際協力の中で解決していく視点を生徒達が持てるよう授業において導い...