教育の原理 2分冊 評価:A

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    資料紹介

    説得力のある見解を示しており、優れたレポートであるとの評価でした。

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    近代の国民国家の成立において、家庭・学校・社会の3者の関係に変化が見られるようになった。家庭と学校の関係においては、「前近代において家庭は自給自足の生活を基盤にしながら、宗教的、文化的、教育的、性的機能をもちあわせていた」(テキストp109)が、現代では、学校と家庭でこれらの機能が分けられた。家庭では基本的習慣や言葉やしつけなど、そして学校では家庭でできない効率的な教育を受け、そこで学んだ事を社会で生かし、社会の一部として機能させるようになっていった。学校と社会の関係においては、封建制社会の崩壊に伴い、教育は限られた階層のためのものではなくなり、性別身分を問わず国民全体に行きわたる「公教育」となった。公教育では教育が義務教育化され、それまでに生じていた個人あるいはその家庭と、社会にある価値観の違いを是正し、全ての学校で統一化された教育内容を施すことで人間形成をし、皆が一定の学力や知識を持てるようにしたのである。

    ここで、学校はどのように人間形成と公民教育とに係わってきたかを見ていく。まず、公教育の普及後、学校は「小さな社会」という見かたがあった。「学校は、子どもが周囲の人たちと共生す...

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