保育内容の指導法 (健康)第1分冊 評価:A

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    幼児期は、乳幼児期に次いで成長・発達の変化が著しい時期であるといわれている。幼児は体を動かすことを好み、身のまわりのものに興味、関心を持ちながら、人間の行動の基礎となる運動を繰り返し行うのである。運動的活動は、領域「健康」において当然重視されるべきことであり、健康な幼児にとって重要な意味をもっているといえる。本レポートでは、まず運動が幼児にとってどのような意味をもっているかを述べていくことにする。そして、幼児における運動と遊びについて考察していくことにし、最後に、幼児の生活の大半は遊びを通して行われているため、幼稚園における幼児の成長・発達を踏まえて、どのように遊びの指導を行うことが必要か、ということについて考えていくことにしたい。

     まず幼児にとっての運動のもつ意義について考える際に、はじめに述べておくべきことは、「幼児が十分に体を動かすことは健康な体を育てるために不可欠」(注1)であるといわれていることである。幼児は、運動遊びなどを通して思い切り体を動かすことで、多様な楽しみを見出し、さまざまな欲求を充足している。このことは、幼児の身体的発達を促すだけではなく、精神的な安定にも結...

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