・課題名
人の血清中に存在する免疫グロブリンの種類を上げ、その構造、機能、特徴を述べなさい。
・講評
初回ですが、出題者が意図した内容をほぼすべて書かれています。免疫グロブリン基本構造、機能も良く書かれています。母児免疫、血清IgMと子宮内感染、分泌型IgAと血清IgAの違いも書かれていました。
・筆者コメント
母児免疫、血清IgMと子宮内感染、分泌型IgAと血清IgAの違いが書かれていることが、この課題のポイントのようです。参考程度にお願いします。
・参考文献
『絵でみる免疫』片岡達雄 ㈱医学書院 1999,1,15
『からだのしくみ事典』浅野伍郎 成美堂 2011,5,20
『新しい解剖生理学』山本敏行 ㈱南江堂 2010,7,25
・備考
完コピなどのそのまま写しての提出は、絶対にしないで下さい。参考書程度にお願いします。
またテストを受ける方向けですが、この科目の試験対策を私には作成する技量がないので、参考書を紹介します。
「トコトンやさしい免疫・アレルギーの本」村田篤 日刊工業新聞社
↑聖徳大学の図書館にあります。是非、チェックしてみてください。
第2課題第2設題
免疫グロブリンとは、すべての脊椎動物の血清・体液に存在する、特定の抗原を認識して結合する抗体である。基本構造は2本のL鎖(軽鎖)と2本のH鎖(重鎖)の4量体構造をとっている。この4量体を一つのセグメントとすると、免疫グロブリンの種類は単量体「IgG・IgD・IgE」、2量体「IgA」、5量体構造「IgM」となる。免疫グロブリンは抗原を見つけると、抗原抗体複合体を形成するが、抗原を直接的に破壊・死滅することはできない。そのため大きく分けて、オプソニン効果・中和反応・補体活性化・免疫関連細胞の活性化の4つの作用で異物の処理を補佐的に行う。具体的にはたとえば「オプソニン効果」は、...