精神保健福祉論②

閲覧数1,068
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「精神保健福祉の歩みを踏まえた上で、精神保健福祉法の概要について述べよ。」
    Ⅰ.序論
     精神保健福祉法は、現在の精神保健施策の基本法である。
    精神保健福祉法が成立するまでの流れは、精神病者監護法、精神病院法、精神衛生法、精神保健法、精神保健福祉法である。
    歴史を概観すると、社会防衛的な政策から、障害者の人権の尊重への展開されてきている。
    精神保健福祉法は、
    •精神障害者の医療及び保護を行うこと
    •障害者自立支援法とともに、精神障害者の社会復帰の促進、自立と社会経済活動への参加の促進のために必要な援助を行うこと
    •精神疾患の発生の予防や、国民の精神的健康の保持及び増進に努めること
    によって、精神障害者の福祉の増進及び国民の精神保健の向上を図ることを目的とした法律である。
    Ⅱ.本論
    1.精神保健福祉の歩み
    (1)精神病者監護法の制定(明治33年)
    日本の精神保健行政は、明治初期までは全く法的規制のないまま推移しており、精神病の治療は加持祈祷に頼り、大多数の患者は私宅に監置されていた。
     明治8年に公立の精神科病院として初めて京都癲狂院が設立された。明治33年(1900年)に患者の保護に関...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。