佛教大学「生徒指導・進路相談の研究(初等)」第一設題のA評価レポートです。
どうぞ学習の参考にしてください。
小学校において教育相談を行う場合、どのような点に注意しなければならないか。いじめ・不登校のいずれかをとりあげて説明してください。
教育の大きな目的とは、「知的文化遺産の伝達」と「人格の陶冶」であると言われる。つまり、教育は、知識や技能を修得すると同時に、広く人格を完成させるという営みなのである。そこで、学校においては、授業を中心とした教科だけではなく、教育以外の教育も重視される必要がある。そうした、教科教育以外の教育活動の例に教育相談が挙げられる。教育相談とは文部科学省によると、一人ひとりの児童・生徒の教育上の諸問題について、本人またはその親、教師などに、その望ましいあり方について助言指導することであり、個人のもつ悩みや困難の解決を援助することによって、その生活によく適応させ、人格の成長への援助をはかるもの、とある。歴史的に見て教育相談はカウンセリングが中心であることが多く、カウンセリングによって問題解決を図ったり、心のケアを行われたりすることが多かった。近年では各学校にスクールカウンセラーが設置されることもあった。しかし、教育相談はそれ以外にも様々な活動が含まれている。
教育相談...