島のまちづくり

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    資料紹介

    八丈島に一か月滞在し、島のまちづくりについて考察しました。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    島のまちづくり(八丈島)
    10SG1146 谷田裕紀
    はじめに
     日本における離島の存在は、国の領域、経済水域の確保や自然環境の保全、伝統的文化の承継、貴重な動植物の保護、水資源の確保などの重要な役割を担っていて、離島振興法が昭和28年に制定されてから260の島が振興法による振興対策を実施しているのだ。莫大な国費が投入され、本土並みの生活基盤を目指したのにも関わらず、島特有の「狭小性」と「隔絶性」から多くの問題を抱えているのが現状である。その主たる問題として、人口の減少、高齢化問題、観光客の減少がある。これらの根本的な原因は、島民の生活が本土依存傾向にあるからである。本土依存体質を改善し、島のアイデンティティを確立することが問題解決の糸口だと私は考えている。この問題解決に必要な「島づくり」とはどんなものか、私が大学の夏季休暇を利用し1カ月滞在した東京都に属する八丈島の島づくりを参考にしながら考えていきたい思う。
    八丈島の現況
     八丈島は、東京都から南方287km離れた海上に位置し、面積は約70k㎡、周囲は59kmのひょうたん型の島である。NHK番組の「ひょっこりひょうたん島」は八丈島が...

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