■第1課題 第1設題 C評価
生徒が意欲をもち「みずから学ぶ」力を身につけるためには何が必要か、理論・先行研究などをふまえた上で考えを述べよ。
[講評]
・文の長さからすると項目立ては不要。
■第2課題 第1設題 B評価
多くの人が集まる学校・教室を教育の「場」としてとらえたとき、そこでどのような営みがされているのか、例をあげて説明せよ。特に人と人とが関わることによって生じる学習効果について述べよ。
[講評]
・論じる対象(学生・生徒・児童)を明確にするとなおよい。
■試験対策 S評価
論述の対策文 全2問
※選択論述のため必要最低限の対策
※経年による傾向の変化は自身で確認のこと
■参考文献
『学校教育の心理学』無藤隆・市川伸一 学文社 1998年4月10日
■備考
資料は試験対策の内容を確認いただくため「試験対策→第1課題→第2課題」の順に記載。
■試験対策
【問1】教育現場において、学習者に「報酬」をあたえることの良い点と悪い点を述べよ。
(1)教育現場において学習者に報酬を与えることは、学習者の意欲、すなわち動機付けに対し影響を及ぼす。
(2)ここでいう報酬とは、「学習をすることで事物を与える」といった社会的制度的な条件のことをさし、学習とその目的となる事物が無関連であることに特徴がある。
(3)報酬の種類には、「テストでよい点をとったら生徒をほめる」といった言語的報酬や、「成績が上がれば小遣いの額を増やす」といった物質金銭的報酬等があり、それぞれに学習意欲に与える効果が異なる。
(4)まず、言語的報酬であるが、これには学習者の有能さの認知を高揚することで内発的動機づけを高め、学習意欲を向上させる傾向がある。
(5)この現象はエンハンシング効果と呼ばれ、学習者に報酬を与えることの良い点であると言える。
(6)私が高校2年の時、古文の授業で毎回小テストが実施されていたのだが、1人1人教師による手渡しで返却され「前回よりも点数が上がったね!」「ケアレスミスがあるけど内容は理解できているよ!」と肯定的な言葉をかけてもらえた。
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